活動実績

特別支援学校で職員研修、障害に応じた備えや体験|日野市

 

東京都日野市にある都立七尾特別支援学校で、教職員を対象とした防災教育講演会が行われました。2016年に引き続き行われた今回の研修では「平成28年熊本地震における避難所と備え」をテーマとし、熊本地震での避難所の状況や、身の回りで起きた課題などについて紹介したのち、2つのワークショップを行いました。

1つは国立障害者リハビリーテーションセンターによる『障害者の災害対策チェックキット』を用いたワークショップです。同ワークショップでは、現在の備えと災害発生時の課題について、当事者の生活環境や支援の状況を踏まえて行うものです。資料は下記のURLからダウンロードすることができますので、特別支援学校や福祉施設、障害者支援等の防災教育に関わる方はぜひ一度ご覧ください。

 ◯ 障害者の災害対策チェックキット|国立障害者リハビリテーションセンター

もう1つは「災害時の灯りの確保」をテーマとしたワークショップです。東京防災等でも紹介されている「ペットボトルランタン」について、参加者が持参した懐中電灯やペットボトルを使って実際につくってもらいました。懐中電灯の大きさや光量、ペットボトルの大きさも様々でしたが、スマートフォンの懐中電灯モードを使ったり、光を横から当てたりするなど、工夫をこらしたランタンが出来上がりました。

 ◯ 簡易ランタンのつくりかた|東京防災

指導員からは「災害は年齢や性別、障害に関わらず誰にでも、いつでも起きる可能性があります。備えていたものが使えるとは限りませんし、いつも支えてくれる人が近くにいるとは限りません。その場にあるもの、身近にあるものを使い、周囲の人と助け合うことが大切です。本やインターネットの事例を知識として持つだけでなく、実際に試して身に付けてください」といったまとめがありました。

講演会に参加した教員からは「実際に体験してみると気付くことがたくさんある。自分で考える力にもつながるし、生徒にも体験させてあげたい」といったコメントをいただきました。

【終了】新潟県防災教育コーディネーター養成塾に協力

※このイベントは終了しました。

公益社団法人中越防災安全推進機構地域防災力センターが主催する「防災教育コーディネーター養成塾」に協力します。2日目となる2月26日(日)、『地域における防災教育の実践のコツ~プログラム開発手法の基礎知識~』をテーマとして弊会の宮崎事務局長が講義を行います。午後には中越防災安全推進機構によるファシリテーションのもと、小学校6年生を対象とした45分の授業づくりに関するワークショップも行われます。詳しくは下記のサイトからご確認ください。

 

 

第1期防災教育指導者育成セミナーフォローアップ
「地震発生から72時間を生き残る!防災教育を体験しよう」について

※このイベントは終了しました

防災教育コーディネーター養成塾において、当日行う講義及びワークショップの一部を、平成29年3月12日(日)に東京臨海広域防災公園そなエリア東京で開催します。下記から詳細をご確認いただけます。

  • 「地震発生から72時間を生き残る!防災教育を体験しよう」詳細、参加申し込みフォーム
  • セミナーチラシ

 

 

【終了】地震対策セミナー(H29.02.14)※申込締切

定員に達したため、申し込みを締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。
2016年は、東日本大震災以来となる震度7の揺れを観測する地震が熊本で発生し、地震災害の恐ろしさを改めて印象付けた年となりました。
企業は、南海トラフ巨大地震や首都直下地震など今後発生が懸念される地震に備え、より一層対策を取ることが求められます。
セミナー基調講演では、弊会会長 東京大学地震研究所教授 平田 直が、今後想定される地震や国が公表する地震予測情報の捉え方等について解説いたします。
企業の具体的な地震対策の手法について有益な情報を提供しますので、ぜひご参加ください。

日時   2017年2月14日(火) 13:30~16:30(13:00受付開始)  

会場   三井住友海上火災保険駿河台ビル(本店) 1F大ホール
     東京都 東京都千代田区神田駿河台3-9

定員   120名

参加費  無料

対象  経営者、経営企画、総務、リスク管理、施設管理部門の責任者・担当者等、自              然災害リスクの対策にご関心のある事業法人、金融機関、研究者等  

申込み、詳細はこちらから

https://ms-seminar.smktg.jp/public/seminar/view/621

地震対策セミナー2017

【終了】第41回全国学校安全教育大会(H29.02.14)

下記の通り全国学校安全教育研究会・東京都学校安全教育研究会が主催の大会が開催されます。弊会会長の平田直(東京大学地震研究所教授)が『日本の大地震と巨大災害』をテーマとして講演します。児童にいかに命を守る方法について伝えられるかについて学べる機会ですのでふるってご参加ください。

参加をご希望の方は、必要事項をご記入の上メールにてお申し込みください。

–以下 全国学校安全教育研究会・東京都学校安全教育研究会ホームページからの抜粋です。

今年度で41年目を迎える歴史のある研究会です。毎年、夏のセミナーと2月に開催される研究大会を中心として安全教育の推進を図っています。

1 開催日時  平成29年2月17日(金) 9:30~17:00

2 会  場   東京都江東区立第一大島小学校

3 主  催   全国学校安全教育研究会・東京都学校安全教育研究会

4 後  援  

文部科学省 東京都教育委員会 江東区教育委員会 独立行政法人日本スポーツ振興センター

一般財団法人日本交通安全教育普及協会 日本安全教育学会  全国国公立幼稚園・こども園長会

全国連合小学校長会 全日本中学校長会 全国高等学校長協会

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立正大学で防災教室、災害時の食とトイレを学ぶ

2016年12月16日(金)、17日(土)の2日間をかけて、立正大学熊谷キャンパス(埼玉県)でボランティア活動推進センター主催の防災教室が開催されました。『災害時の食とトイレ』をテーマとして、16日(金)の座学・演習では災害ボランティア活動での経験談、平成28年熊本地震における炊き出しの実情と課題、炊き出し活動時の注意事項、トイレの重要性と携帯トイレ・簡易トイレの活用方法等について実技も交えながら紹介しました。


(被災地支援の体験談:撮影 立正大学ボランティア活動推進センター)

17日(土)は「ライフライン停止時に家庭にあるもので食事をつくる」をテーマに実技訓練を行いました。実際に『空き缶コンロ』の作成にチャレンジしてもらいました。指導員から具体的に芯の長さや太さ、油の量、安全上の注意などを交えて説明し、お湯を沸かしいて非常用のレトルト食品を加熱したり、専用ビニール袋での炊飯を行いました。

 
(専用ビニールでの炊飯と食事:撮影 立正大学ボランティア活動推進センター)

訓練の最後は直火を使用したこともあり、同学職員の指導による消火訓練が行われました。


(消火訓練:撮影 立正大学ボランティア活動推進センター)

弊会が派遣した指導員からまとめとして「こうした訓練や体験の場であえて作業が難しい空き缶コンロや、専用ビニール袋での炊飯、簡易トイレづくりに挑戦してみると、"日常の大切さ、便利さ"がよく分かります。そうした日常の便利さ、大切なものが失われた時の厳しさに気付き、備えることが防災の第一歩です。」とコメントがありました。


(参考)
● 立正大学社会福祉学部 ボランティア活動推進センター

上智大学で防災講演会、避難訓練に併せて

上智大学で平成28年度の避難訓練が行われ、訓練に先立って防災講演会が行われました。同学では毎年、関係組織である『災害救援ボランティア推進委員会』が協力する「災害救援ボランティア講座」を実施しています。本講演会は、災害救援ボランティア推進委員会の職員を兼務している弊会事務局長の宮崎が担当し『首都圏を襲う大規模災害に備える~忘災から防災へ~』をテーマに講義を行いました。

◯ ボランティア養成講座(上智大学HP)
◯ 災害救援ボランティア推進委員会

同学での防災講演会は東北地方太平洋沖地震発生前から繰り返し行われており、課外活動団体の学生が毎年多数参加しています。アンケート調査が実施されていますので、後日結果をご紹介いたします。

都立六仙公園で防災キャラバン、500名を超える親子連れや住民が参加

2016年12月4日(日)、都立六仙公園(東久留米市)で『防災キャラバンin六仙公園』が開催され、小学生や乳幼児の親子連れや地域住民など500名以上が参加しました。防災キャラバンは東久留米市青年会議所を中心とし、市役所、消防団、社会福祉協議会、地元でお店を持つ方々などが実行委員として参加する実行委員会が主催しました。弊会は都立公園指定管理者(西武・武蔵野パートナーズ)構成員として参加、イベントの企画・運営に携わりました。

 

本協会職員が「おうちにあるもので防災ピクニック」、「100円ショップでそろう防災グッズ展示」、「わが家の非常持出袋のアドバイス」のコーナーを担当しました。防災ピクニックでは市役所から廃棄予定のダンボールをご提供いただき、実際の避難を想定したダンボールハウス、非常用スペースづくりに挑戦してもらいました。


(自分用のプライベート・スペースやトイレづくりに挑戦する小学生)

100円ショップで揃う防災グッズ展示、わが家の非常持出袋のアドバイスコーナーでは、来園者からの質問や相談も多く「予備の下着や衣類と一緒に、衣類圧縮袋(旅行などで使う丸めて圧縮できるもの)を用意しておくと、洗濯できない時や汚れ物を入れておくのに役立ちます」、「給水拠点で水を受け取るためには折りたたみ式の水タンクがあると便利です」、「地震被災地や避難所はホコリっぽくなるので、子供用も含めてマスクの備蓄も必要です」といった説明に真剣に耳を傾けていました。


(防災グッズについて相談する来園者)

ダンボールハウス作成にあたって出てくる端切れや、残ったダンボールを用紙代わりにして、小学生以下の小さな子どもたちには「自由にお絵かき&工作」コーナーで楽しく遊んでもらえるスペース、時間をつくりました。

保護者や他の来場者の方に対して、弊会の担当指導員から「被災した後は子どもたちが自由に遊べる環境、空間、時間、物が足りなくなってしまいます。大人目線で考えれば捨ててゴミになってしまう端切れのダンボールや、余った筆記用具でも、子どもたちにかかれば立派な遊び道具になります。身近なものと、子どもたち自身の力に目を向けて、少しでもストレスが軽減されるような工夫をしてください」と説明しました。

地域の防災訓練に関わる方から「若い世帯や子どもたちが防災訓練に参加しないことが課題になっている。資源を有効に活用できて、お金もかからず、実践にも役立つと思う。ぜひ地域の訓練で取り入れてみたい」といった感想もありました。

 

(廃材と身近にあるものだけで、楽しく遊べる時間と場所を創りました)

子どもたちがイラストを描いたダンボールをそのまま使ったパーテーションを作成し、ダンボールハウスやダンボールヘルメットなどの作品と併せて展示しました。イベントに参加した親子連れや地域住民の皆さんが、子どもたちの描いたイラストや展示品を見ながら楽しそうに話す場面が数多く見受けられました。


(子どもたちや保護者がイラストを描いた廃ダンボールで簡易パーテーションを作成)

避難スペースが限られる都内では、公園は避難場所や物資の集積場所など、防災上大きな役割を果たすことが想定されます。弊会は都立公園指定管理者構成員として、今後も公園と地域連携を軸とした防災、防災教育の普及啓発に取り組みます。都立公園や野外での防災教育訓練等に関心のある方はぜひお気軽にご相談ください。