2016年09月30日
東京都内の盲学校で宿泊防災訓練が行われ、生徒に対する防災体験学習指導を行いました。墨字(プリント等を目視できる)と点字(プリント等を目視することができない)の生徒もいるなかで、災害時の携帯トイレの使用方法、ダンボールトイレの作り方、就寝・プライバシースペースづくりなどを行いました。展示指導では、作業内容をできるかぎり分かりやすく言葉で表現し、展示物を各班にまわして生徒が直接触れて大きさ、固さ、形などを確認しながら作業しました。指導にあたっては、社会福祉士の資格を持つ指導員が、サポートする教員と連携して生徒の障害に応じた説明や補助をしながら進めました。教員からは「初めての実施で不安だったが、生徒が楽しそう!」「自分の力でやりとげたことが自信につながると思う」といった感想をいただきました。生徒からは「普段、当たり前で考えたこともなかったトイレやプライバシーについて考える機会になった。自分でやってみて、大変さがよくわかった」といった声が出ていました。
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