教材・事例紹介

【レポート】防災ゲームDay2016を開催しました(6/26)

イベントレポート
「防災ゲームDay2016 そなエリア東京」

平成28年6月26日(日)、国営・都立東京臨海広域防災公園内防災体験学習施設「そなエリア東京」で、『防災ゲームDay2016 そなエリア東京』を開催しました。大学研究室、NPO法人、自治体、民間企業、消防署など様々な開発者による防災ゲームや教材を、直接体験できる機会として、大勢の方にご参加いただきました。

▶ 防災ゲームDAY2016そなエリア東京報告書[PDF]

 

1 イベント概要

イベント名 : 防災ゲームDay2016 そなエリア東京
日 時 : 2016年6月26日(日) 10:00~16:00
会 場 : 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(アクセス:ゆりかめも「有明」駅徒歩2分)
内 容 : 防災ゲーム、教材、資料の展示及び体験講座
参加費 : 無料
参加申込 : 不要です。当日、会場にお越しください。
主 催 : 東京臨海広域防災公園管理センター、一般社団法人防災教育普及協会
後 援 : 日本赤十字社、一般社団法人日本損害保険協会、国土防災技術株式会社
参加者数 : 353名

 

(1) タイムスケジュール

下記をクリックすると当日のタイムテーブルをダウンロードできます。
▶ bousaigameday2016time[PDF]

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(2) 出展及び体験可能なゲームや教材

・防災教育教材「避難行動訓練EVAG(豪雨災害編)」 (国土防災技術株式会社)
★↑ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016教育・人づくり部門受賞教材★
 詳しくは同社ホームページをご覧ください。
・災害対応カードゲーム教材「クロスロード」(チームクロスロード)
・防災すごろくゲーム「GURAGURA TOWN」(NPO法人プラス・アーツ)
・防災カードゲーム「なまずの学校」(NPO法人プラス・アーツ)
・防災カードゲーム「シャッフル」(NPO法人プラス・アーツ)
・避難所運営ゲーム「HUG」 (静岡県)★EDUPEDIA掲載
・「障害者の災害対策チェックキット」(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
・災害状況イメージトレーニングツール「目黒巻」(東京大学生産技術研究所目黒研究室)
・災害対応シミュレーションゲーム「ダイレクトロード」(神戸市消防局)
・学校向け教材「うさぎ一家の防災グッズえらび」(防災教育普及協会)★EDUPEDIA掲載
・学校向け教材「災害状況を想像する力を身につけよう」(防災教育普及協会)
・学校向け教材「災害時のコミュニケーションを学ぼう」(防災教育普及協会)★EDUPEDIA掲載
・学校向け教材「災害時のトイレアクションを考えよう」 (NPO法人日本トイレ研究所)★EUPEDIA記事掲載
・幼児向け防災教育用カードゲーム「ぼうさいダック」(一般社団法人日本損害保険協会)
・小学生向け防災教育プログラム「ぼうさい探険隊」(一般社団法人日本損害保険協会)
★↑ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016教育・人づくり部門受賞教材★
・防災教育教材『カードで学ぶ非常持出袋』~大学生が考えた防災教育教材~(神戸学院大学)
・iPadを使った防災教育アプリ「スキナのセレク島」シリーズ(パステルハートプロジェクト)
気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨、その時どうする?」
日本赤十字社による防災教育用教材、資料等
「地域における防災教育の実践に関する手引き」(一般社団法人防災教育普及協会)
・防災ビンゴ(東京臨海広域防災公園) 
東京防災及び防災ノート小学校~高校版(東京都)

※各教材の購入、ダウンロードについてご不明な点があれば弊会までお問い合わせください。

※「EDUPEDIA掲載」は『先生のための教育事典EDUPEDIA』に関連記事が掲載されています。
教材や指導案、指導方法をダウンロードできますので、併せてご確認ください。
EDUPEDIAホームページ

 

2 イベントの様子

親子連れや消防少年団、自治会、学校・保育園の先生、民間企業、防災ボランティア、大学生など参加者の年齢や立場も幅広く、「しっかりゲーム体験」コーナーでは開発者による指導のもと、ゲームを通じて災害時の課題や解決策について、積極的な意見交換や議論が行われました。

※イベントの写真は東京臨海広域防災公園管理センターよりご提供いただきました。写真の使用許可、転載等は事前に同管理センターまでお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

(1)気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨、その時どうする?」
(指導:防災教育普及協会)

気象庁による防災ワークショップ教材を使い、参加者は家族構成や居住地などを設定して、豪雨災害が想定される仮想の街で避難するタイミングや準備について考えます。キャスターによる気象情報の提供映像などを参考にしながら、参加者はどの時点で行動を起こすのか、どんなことに気をつければ良いのか等を考え、豪雨災害からの身の守り方について学びました。

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(2)防災教育教材「避難行動訓練EVAG(豪雨災害編)」
(指導:国土防災技術株式会社)

このゲームでは、参加者ひとりひとりが役割カードに基いてロールプレイングを行います。役割カードに指定された年齢、性別、様々な事情(妊婦や外国人、一人暮らし、高齢者など)を考慮しながら、仮想の街の地図をもとに避難のタイミングや課題について考えます。それぞれの事情をよく考えることで、地域に住む様々な人達のこと、災害時に配慮が必要なことを考えて豪雨に備えることの大切さを学びました。

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(3)災害対応シミュレーションゲーム「ダイレクトロード」
(指導:神戸市消防局)

このシミュレーションゲームでは、参加者はそれぞれに与えられた「情報カード」をもとに、海辺の街で起きる様々な事態に力を合わせて対応します。情報カードは暗号や謎かけになっていて、ひとりひとりがしっかりと情報を理解し他のメンバーに伝えることや、それぞれの情報を組み合わせて、必要な情報を導き出すことが必要とされます。参加者は、情報が混乱しやすい災害発生初期に、適切な情報収集・伝達を行うことの大切さを体験的に学びました。

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(4)防災ビンゴ
(指導:防災教育普及協会)

自分が必要だと思う防災グッズを記入し、ビンゴゲームでチェックします。防災グッズには様々な種類がありますが「自分が必要だと思う防災グッズ」を考えることが、効果的な備えにつながります。参加者は小さな子どもさんから大人まで、自分や家庭に必要な防災グッズについて楽しみながら学びました。

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(5)学校向け防災ゲーム紹介
(指導:防災教育普及協会)

学校向けには様々な教材、ゲームが開発されています。一般社団法人日本損害保険協会による「防災ダック(=災害等発生時の安全行動を学ぶ)」や「ぼうさい探検隊(=小学生向け防災マップづくりプログラム)」や、NPO法人日本トイレ研究所による「災害時のトイレアクションを学ぼう!」、国立障害者リハビリテーションセンター研究所による「障害者の災害対策チェックキット」など、幅広い発達段階や特徴に合わせた防災を学べる教材を紹介しました。また、日本赤十字社による学校向けの防災教育指導教材集「まもるいのち ひろめる防災」を紹介しました。

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(6)避難所運営ゲーム、スキナのセレク島
(指導:防災教育普及協会)

静岡県が開発した避難所運営について考えるシミュレーションゲームや、発達障害を持った児童生徒等が楽しみながら防災を学んだり、気持ちを落ち着かせるために効果的なiPad教材について紹介しました。

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(7)展示ブース(気象庁・東京管区気象台、国土防災技術株式会社)

そなエリア東京1階エントランスホールでは、これからの季節に注意しなければならない、大雨・洪水等に関する知識を学ぶことができる資料や教材についての展示説明が行われました。

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謝辞

本イベントの開催・運営に多大なご尽力・ご協力をいただきました、東京臨海広域防災公園管理センター様、国土防災技術株式会社様、気象庁・東京管区気象台様、神戸市消防局様、一般社団法人日本損害保険協会様、日本赤十字社様はじめ、関係者の皆さま、ご参加いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。

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